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赤木俊夫さん手記の衝撃 このままでは悲劇は繰り返される 森友事件

日刊ゲンダイ 元NHKスクープ記者 立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン
悲劇は繰り返される
日刊ゲンダイDIGITAL 立岩陽一郎 公開日:2020/03/25 06:00 更新日:2020/03/25 16:43

赤木俊夫さん手記の衝撃 このままでは悲劇は繰り返される
<開始
故赤木俊夫氏の「手記」の衝撃は筆舌に尽くしがたい。読んで涙が止まらなかったという声は多い。私は、特に官僚制度が崩壊している現実に衝撃を受けた。「手記」によると、財務省理財局長だった佐川宣寿氏から近畿財務局に公文書の改ざんが命じられ、それを赤木氏が担わされる。その後、上司らは栄転し、問題の土地取引に一切関わっていなかった赤木氏だけがその責任を背負わされる状況になる。その精神的な苦痛は想像すらできない。

 焦点は佐川氏がなぜ改ざんを指示したのか。政権の中枢から彼に指示が出ていた可能性も否定できないが、仮にそうでなかったとしても、無言の指示が出ていたと考えるのが合理的だ。それが、2014年に安倍政権がつくった内閣人事局の狙いだからだ。官邸の意を受けて動かない役人は能力の有無にかかわらず出世できない。それがこの政権のつくり上げたシステムだ。

佐川氏のような財務省キャリアについて考えてみよう。入省後、大きく4つの道がある。予算策定の主計畑、税制を担う主税畑、国際金融を仕切る金融畑、その他は他省庁幹部だ。最も優秀な人材が主計畑を歩み、事務次官を目指す。主税畑は本省勤務と国税庁勤務を経験して国税庁長官を目指す。金融畑は国際機関などを経験して財務官を目指す。その他は、財務省から出て他省庁で幹部となる。これが過去におけるパターンだった。それは、はたから見れば硬直したものに見えたが、そのルートの中で人材が磨かれ、政治に翻弄されない長期的な展望に立った政策が立案された。

そして佐川氏がなった国税庁長官を見てみたい。本省主税局で税制を学び、国税庁・国税局で税の最前線を知る。国税庁キャリアや国税専門官と切磋琢磨し、法人個人課税、税の滞納の現場を経験する。脱税摘発のマルサを指揮する立場に立つこともある。そうした中で、現場を知り、現場職員の信頼を得た人間が最終的に国税庁長官となる。それを普通は、「適材適所」と言う。

内閣人事局はそれを変えた。そもそも国税の現場の声など、この仕組みに反映されない。現場経験の浅い官邸のお気に入りが国税庁のトップとなる。それが佐川氏だ。それを「適材適所」とは言わない。

「手記」からは、佐川氏が理財局長としても部下の信頼を得ていないことがわかる。それでも彼は税のトップのポストに就いた。赤木氏を犠牲にして。それが官邸の意向だったからだ。

 この政権は、更に検察トップの人事まで握ることをもくろむ。それが意味することの深刻さは、地検特捜部の捜査が赤木氏を精神的に追い込んだ状況からもわかる。それは、責任を追及されるべき人間ではなく濡れ衣を着せられた人間が捜査のターゲットになるものと、少なくとも赤木氏には見えた。彼が死を選ばなければ、彼だけが訴追された恐れも否定できない。つまり、この捜査機関が政権トップの番犬となった時、国の土台を支える真面目な人間はその犠牲になる。

 この政権がつくろうとしているシステムを見直す必要がある。このままでは、赤木氏の悲劇は繰り返される。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@infact.press
終わり>
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/270874



【関連記事】
・森友自殺“遺書” 圧倒的88%が「財務省は再調査すべき」で一致する根本理由――アンケート結果
・田原総一朗「森友疑惑での遺書公開。佐川氏の忖度こそ再調査すべき」
・「8億円値引きは問題だった」森友事件 近畿財務局「売買担当者」が赤木さん妻に告白
・「関わっていたら総理も議員も辞める」 安倍発言が改ざんの原因と認めない罪深さ
・「首相は再調査しないと言う立場にない」 自殺職員の妻が批判 「森友」改ざん
・加藤浩次 “森友”自殺職員の手記に「官僚の中でこんなことが普通に行われてるんだったら…」


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森友自殺“遺書” 圧倒的88%が「財務省は再調査すべき」で一致する根本理由――アンケート結果


文春オンライン編集部

森友自殺“遺書” 圧倒的88%が「財務省は再調査すべき」で一致する根本理由――アンケート結果
<開始
『週刊文春』は3月26日号で大阪日日新聞記者・相澤冬樹氏による「森友自殺<財務省>職員遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』」を掲載した。

 さらに翌週4月2日号では近畿財務局「売買担当者」が「8億円値引きは問題だった」と新たな証言をしていたことを報じている。

 文春オンラインでも無料で全文公開している財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(享年54)が遺した「手記」。そこには「すべて、佐川理財局長の指示です」「学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示」「(会計検査院に)資料はできるだけ開示しないこと」など、当時の財務省、および近畿財務局の幹部らの言動が実名で詳細に綴られている。

 赤木さんの妻は「自殺は同省幹部らの改ざん指示が原因」として、国と佐川氏に計約1億1200万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。「なぜ亡き夫が自殺に追い込まれなければならなかったのか、その真相を究明する」のが裁判の目的だという。

財務省の報告書に尽きる」「再調査を行う考えはない」

 一方で麻生太郎財務相は記者団の問いかけに「新たな事実が判明したことはない」「(18年6月公表の)財務省の報告書に尽きる」「再調査を行う考えはない」と再調査を拒否。

 また安倍首相も国会で野党の追及を受け「検察ですでに捜査を行い、結果が出ていると考えている。麻生大臣のもと、事実関係を徹底的に調査し、明らかにした」と答弁している。

 赤木さんの妻はこの拒否姿勢に対し、「悲しすぎます……」「もう一度調査してほしいです」と相澤冬樹記者の取材に応えている。

 そこで『文春オンライン』では、緊急アンケートとして「“遺書公開” 財務省改ざん事件『再調査』に賛成?反対?」を実施。4日間で総数939票、10代~80代から回答が得られた。その結果を見ていきたい。

◆◆◆

 圧倒的な差がついた。財務省改ざん事件の「再調査に賛成」が824票(87.8%)を集める一方で、反対は115票(12.2%)にとどまった。文春オンラインの読者アンケートでここまで結果に偏りが出ることは異例。読者の声は「再調査せよ」で一致しているようだ(これを受けて#2「森友自殺“遺書”「私の記述はない」安倍首相の論理を88%再調査派は納得できる?」を公開中)。

 では「再調査に賛成派」の具体的な声を見ていきたい。

「あまりにも理不尽」「記事を読んで涙が出ました」

 なにより赤木さんが遺した『手記』に心動かされた人が多かった。

<「すべて佐川局長の指示です」という記事を読んで涙が出ました。全てを下の人に押しつけてトップを守る。なぜこんなことをしなければならなかったのか? 正直に一切を話して欲しいです。>(女性・77)
<あまりにも理不尽である。自死した方の無念はいかばかりか、記事には文書改ざんの経緯が赤裸々につづられており涙が出た。絶対再調査をして究明すべきである。>(男性・77)
<命をかけて真実を書き残してくれた赤木さんの遺志を無駄にしてはいけない。>(女性・43)

 そして今回勇気を持って手記を公表した遺族へのエールも続く。

<「安倍首相と麻生大臣は調査される側で、再調査しないと発言する立場にない」(赤木さんのご遺族)これに尽きる。>(女性・57)
<もし、私の家族が同じ目にあったと考えると怒りを抑えられません。赤木さんの奥さんの気持ちを考えると涙が出ます。奥さんは「安倍首相と麻生大臣は調査される側で、再調査しないと発言する立場にない」とおっしゃっています。赤木さんの奥さんに真摯に向き合って欲しいです。>(男性・34)
<赤木さんの奥さんの立場に立ったら絶対に真相を明らかにすべき。今更全てがわかっても赤木さんは戻って来ないけど命を無駄にしてはいけない>(女性・39)

「手記」の内容は新事実ではないのか、そうであれば再調査すべきなのではないか、と問う声も多かった。
終わり>
https://bunshun.jp/articles/-/36896 




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田原総一朗「森友疑惑での遺書公開。佐川氏の忖度こそ再調査すべき」

田原総一郎 森友
AERA dot 連載「ギロン堂」 田原総一朗 2020.3.25 07:00週刊朝日#安倍政権#森友学園#田原総一朗

田原総一朗「森友疑惑での遺書公開。佐川氏の忖度こそ再調査すべき」
<開始
森友事件の公文書の改ざんに関わった財務省近畿財務局の職員・赤木俊夫氏の遺書全文が公開され、大きな波紋を呼んでいる。ジャーナリストの田原総一朗氏は、再調査の必要性を訴える。

*  *  *
 上司に強要されて、森友事件の公文書の改ざんを行い、2018年3月7日に自ら命を絶った、財務省近畿財務局の職員・赤木俊夫氏の遺書全文が、週刊文春で公開された。

 当時から深刻な出来事として少なからぬメディアで報じられてきたが、家族の反対で遺書は公開されなかった。赤木氏の元の職場、つまり近畿財務局を恐れていたのである。

 だが、近畿財務局のあまりの誠意のなさに、赤木氏の奥さんが怒り、公開に踏み切ったようだ。

 遺書は、赤木氏が死の直前に書いたものであった。

<私は、昨年(平成29年)2月から7月までの半年間、これまで経験したことがないほど異例な事案を担当し、その対応に、連日の深夜残業や休日出勤を余儀なくされ、その結果、強度なストレスが蓄積し、心身に支障が生じ、平成29年7月から病気休暇(休職)に至りました。

 これまで経験したことがない異例な事案とは、今も世間を賑わせている「森友学園への国有地売却問題」(以下「本件事案」という。)です>

 遺書はこんな書き出しで始まり、決裁文書の改ざんは<元は、すべて、佐川理財局長の指示です>と、はっきり書いている。

<佐川理財局長の指示を受けた、財務本省理財局幹部、杉田補佐が過剰に修正箇所を決め、杉田氏の修正した文書を近畿局で差し替えしました><パワハラで有名な佐川局長の指示には誰も背けないのです><役所の中の役所と言われる財務省でこんなことがぬけぬけと行われる><怖い無責任な組織です><この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました><今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした>

 そして赤木氏は自殺するのである。

 赤木氏の遺書を読むかぎりでは、最も悪いのは佐川宣寿・元理財局長(元国税庁長官)だ。だが、佐川氏はなぜ国会で虚偽の答弁を繰り返し、部下に公文書の改ざんを強要しなければならなかったのか。
終わり>
https://dot.asahi.com/wa/2020032400045.html?page=1




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「8億円値引きは問題だった」森友事件 近畿財務局「売買担当者」が赤木さん妻に告白

Yahoo!JAPANニュース
8億円値引きは問題だった
文春オンライン 3/25(水) 16:00配信

「8億円値引きは問題だった」森友事件 近畿財務局「売買担当者」が赤木さん妻に告白

<開始
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件に関連し、2018年3月7日に自ら命を絶った財務省近畿財務局管財部上席国有財産管理官・赤木俊夫さん(享年54)。その直属の上司だった池田靖・同統括国有財産管理官(当時)が、森友学園への国有地の大幅値引き売却について、これまでの財務省の説明と異なる、新たな証言をしていたことが判明した。

【画像】「この2人は調査される側」――3月23日に昌子さんが出した直筆のメッセージ

 昨年3月、赤木俊夫さんの一周忌の直後に池田氏が赤木さん宅を訪れた際、俊夫さんの妻・昌子さん(仮名)に国有地売却の詳細を打ち明けていた。今回、大阪日日新聞記者・相澤冬樹氏が昌子さんから詳細な記録の提供を受け、新たな重要証言を把握した。

 森友学園は2016年、評価額約9億5600万円の国有地を、約1億3400万円で購入。3メートル以深の地中から新たにごみが見つかったため、その撤去費用などとして約8億2000万円を値引きした、とこれまで財務省は説明してきた。だが、池田氏は昌子さんに対し、「どれだけ費用がかかって、どれだけ売却価格から引かなければならないかということを、自分たちは最後まで調べようと努力したが、(国交省の)大阪航空局(問題の土地の管理者)は動かなかった」「この8億の算出に問題があるわけなんです。確実に撤去する費用が8億になるという確信というか、確証が取れていない」などと明かした。

 当時、背任容疑について捜査した大阪地検特捜部は、値引きの根拠となったごみ撤去費の算出が不適正だと認定するのは困難として不起訴にし、捜査は終結した。

 財務省に尋ねると、広報室より「地下埋設物の撤去・処分費用については、当時検証可能なあらゆる材料を用いて見積もりを実施したものであり、これまでも国会で説明している通りです」と回答があった。

 だが、近畿財務局の売買を担当した職員も、8億円値引きに根拠がなく問題と発言していたことが明らかになったことで、今後、真相解明を求める声が高まりそうだ。

 3月26日(木)発売の「週刊文春」では、森友事件の核心である国有地格安払い下げに迫りつつ、赤木さんが遺していた公文書改ざんの詳細なファイル、森友事件にかかわった官僚たちのその後、昌子さんの墓参の様子や俊夫さんの生前の新たな写真、各界有識者が赤木さんの手記をどう読んだかなど、グラビア含め計11ページにわたって詳報する。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年4月2日号
終わり>
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200325-00036823-bunshun-pol




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「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手

Yahoo!Japan ニュース
佐川局長の指示

「すべて佐川局長の指示です」森友事件で自殺した財務省職員「遺書」入手
文春オンライン 3/17(火) 16:00配信
<開始
森友学園をめぐる財務省の公文書改ざん事件に関連し、2018年3月7日に自ら命を絶った財務省近畿財務局管財部の上席国有財産管理官・赤木俊夫さん(享年54)が、死の直前、決裁文書の改ざんの経緯を詳細に記した「手記」を遺していたことがわかった。

【画像】自宅のPCに遺されたA4で7枚の「手記」

 大阪日日新聞記者で、森友学園問題を当初から取材し続けている相澤冬樹氏が遺族から「手記」全文、および関連する手書きのメモの提供を受けた。


「手記」と題されたA4で7枚の文書は、自殺当日まで書かれていたとみられ、「すべて、佐川理財局長の指示です」「美並近畿財務局長に報告したと承知しています」など、当時の財務省、および近畿財務局の幹部らの言動について実名で詳細に綴られている。また「財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いている」などと同省の対応を強く批判しており、赤木氏自身、そうした不法行為に加担させられて心身ともに苦しんだ様子もつぶさに記されている。

「手記」の最後には、こう書かれていた。

〈この事実を知り、抵抗したとはいえ関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきました。

 事実を、公的な場所でしっかりと説明することができません。

 今の健康状態と体力ではこの方法をとるしかありませんでした。(55才の春を迎えることができない儚さと怖さ)

 家族(もっとも大切な家内)を泣かせ、彼女の人生を破壊させたのは、本省理財局です。

(中略)

 さようなら〉



 公文書改ざんに直接かかわった人物の肉声が公になるのは初めてのこと。

 2018年3月2日に朝日新聞の報道で改ざんが発覚し、同3月7日に赤木氏が自殺した後に、財務省は調査を行い、幹部らを減給などの処分にしている。だが、手記には財務省が意図的に事実を隠蔽し、国会で虚偽答弁を行ったことを示す経緯が克明に綴られており、今後、論議を呼びそうだ。

「手記」に実名で登場する当事者の一人、美並義人東京国税局長(当時の近畿財務局長)に取材を申し入れると、

「決裁文書の改ざんについては、2018年6月4日に調査報告書を公表している通りです。お亡くなりになられた職員については、誠に残念なことであり、深く哀悼の意を表したいと思います」

 と財務省の広報室を通じて回答が寄せられた。

 当時、財務省理財局長だった佐川宣寿元国税庁長官にも、取材を申し入れたが、現段階で回答はない。

「ぼくの契約相手は国民です」と語っていた真面目な公務員は、なぜ公文書の改ざんを強いられ、死を選ばなければならなったのか。3月18日(水)発売の「週刊文春」では、「手記」全文と、妻の昌子さん(仮名)が相澤氏に語った赤木さんの人となり、自殺直前の様子、なぜ手記の公開を決意したのかなどを、記事、グラビア、あわせて15ページにわたって特報する。
終わり>
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200317-00036667-bunshun-soci




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